by ポンコツおじサム
TOYOTA 3M用ピストンはピン上が大きいですねぇ・・・(^^; リングは圧縮が2mm?厚で、OILのみ3ピースの4mm厚です。
裏側はスッキリとしたデザインです。
噛み合わせもガッチリと! 子メタルの右穴はオイルジェット用です。
キレイに真ん丸なポート形状
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「その2」は3Mエンジンのピストンです。
トヨタ2000GT(MF10型)は設計自体は1965年頃ですからピストントップが大きく盛り上がっているタイプです。
ピン上が大きいので、首振り等が発生しやすいのが弱点といえば弱点かな・・・。
現在のピストン形状とは大きく異なる姿。
当時のロータスやアルファロメオのDOHCエンジン等々を参考にしてデザインしているはず。
コンロッド大端の噛み合わせ処理もキチンとしています。
オイルジェットの小穴もちゃんとあります。
トヨタクラウン等へ搭載されているM型エンジンとも共通らしい・・・。
M型と共通なクランクシャフトの前後シールとオイルパンパッキンが補給部品で入りました
逆に言うと2000GTはそれ位しか部品が入らないけど・・・ね。
よって、パッキン紙等を切って出来るものは手作りします。
オイルシールやベアリング等は、専門店で部品番号で問い合わせします(海外含む)
それでもないモノは、他車流用か一品製作ですね。
なんとか、ほぼOH用の部品もそろってきましたので、
着々と組み立て準備開始です(^^)
あっ!、
オオスズボーリングさんからEGブロック加工が戻って来ないとオーバーホールは進まないか・・・(;´Д`A ```
その辺は、「その3」でご報告予定です。
ポンコツおじサム [2012/5/15(火) 00:07]
by ポンコツおじサム
部品品番:11111-88111 って、1ばっかり並んでます(^^; "88”が並ぶのがヤマ発関連品番。
真ん中の小さな5つ穴は、冷却水路。
深い半球型の燃焼室。
上が吸気側、下が排気側で、EX側には冷却水路が追加されてます。
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不調原因を探る&修理のために先週5/3についにエンジン降ろしをした、TOYOTA 2000GTの3Mエンジン現状です。
エンジンオーバーホールのためシリンダーヘッドを外してみました。
鋳鉄ブロック自体は、クラウン等で使用されている「M型用2L」エンジンの物を共用(一部加工)しています。
よって一番の変更は、ヤマハ発動機の協力による「DOHC化」です。
3Mエンジンのヘッドには、半球型の深い燃焼室が見て取れます。
IN&EXバルブは、もちろん2バルブですが目いっぱい大きくとって、プラグはオフセットしています。
この時代の燃焼室は丸〜く奥が深い形状のものが多いです。
よって、ピストントップは「大きく山型」になります。
後の、9R・8R・2T-G・18R-G等の一連のヤマハ製DOHCエンジンンの基本デザインがここにありますね。
ピシトン形状は、ピストンピン上からピストントップまでが非常に長くなっています(その2の画像へ)
IN&EXポートもキレイに真ん丸です。
ポート段差も修正してあり、さすがこの当時国産最強の150PSエンジンです。
それにしても、トヨタからは全くと言っていいほど修理のための補給部品は出ません!
ウインカーレンズやブレーキ等の保安部品すらも全く出ないので、当然と言えば当然か?(--;
CM宣伝でもトヨタ2000GT(MF10)やヨタハチ(UP15)を最近使っているのに、維持するための最低限の部品すら出さないのはメーカー方針とはいえちょっとつらいですねぇ(;´∩`)
外国車の部品供給の良さや修理環境と、あまりにも違う日本メーカー....
お次は・・・・