2011/03/31 2Uの異音は解消?
by ポンコツおじサム
パブリカは、フロント部分が外れるので載せ降しがヨタ8より楽チン(^Д^)
2Uカムなど(USED)真中が怪しい?カム。 左は虫食いカムです(^^;) カムギヤは静音対策にベークライト製です
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昨日の続き・・・
2Uエンジンがやっと載りました。
始動し3000rpm以上回転を上げても、
今までのような大きな打音は無くなりました。
若干のタペット音は、左側シリンダーの吸気側付近でしていますが、クランクが新品ではないのでしょうがないかな・・・(;´Д`A ```
このS42年式パブリカ800用は、2U型でも前期型で、
S35年からのU型700ccエンジンのボアアップ版です。
S44年の終わり頃から、オイルラインの強化された後期型が出てきます。
前者を「パーシャルフロー型」、
後者を「フルフロー型」と一般には呼び分けています。
空冷エンジンですのでオイル君は、「潤滑」に加え「冷却」の仕事も大きいんです。
オイルラインの内径が、U型→2U型パーシャルフロー→フルフローと太くなっていきます。
決定的な相違は、オイルの潤滑経路にあります。
後期型は、改善されておりオイルポンプから出たオイルは全てオイルフィルターに入り、その後クランクシャフトとその他との2つに分岐します。
かたや、前期型は、オイルポンプから出たオイルは、すぐに2つに分岐します。
一方はクランクシャフトに流れ、コンロッドメタルやクランクベアリング潤滑に。
もう一方は、OILフィルターを通過後、バルブリフター(油圧タペット)・ロッカーアームシャフト・カムシャフトメタル等に供給します。
両者の油圧・油量バランスは、フィルターカバー出口にオリフィスを設置して油量を加減しています。
よって、片方がメタルカジリ等でオイルクリアランス過大になると、
一気にそちらに流れ込み、もう片方が油圧低下に陥り問題が発生する構造(汗)
2Uエンジンは新品補給部品が非常に少なくなっています。
今回もクランクシャフトやコンロッド等は欠品で、状態が決定的に悪くなかったので再使用しています。
本当はコンロッドジャーナル部のメタルクリアランスは、キッチリ取りたいのですが、メタルがスタンダードサイズしかありません。
(それでも最近は新品メタルが最近は出るので大助かり(^^;))
クランク側のメタルクリアランスが大きいので油量がこちらに多く流れてしまいます。
すると、カムシャフトメタルやタペット側への油量が減り油圧低下を招きます。
バルブリフター(油圧ラッシュアジャスター機構付き)に、
適正な油圧が掛らずタペットクリアランス過大となり打音?となるのでは推測します。
今回はもう1点、カムシャフトの後ろ側ジャーナル部が偏磨耗していた事も、
油圧が逃げる原因ではなかったか?
ま、キリが無いのでこの辺で・・・
いずれにせよ、一段落です(^_^;)
S木さん、とりあえずこれで乗っていて下さいm(__)m
原因追求は、又後ほどに・・・ ...
ドロン@ [2011/3/31(木) 15:08]
ラーメン屋 [2011/3/31(木) 15:25]
ポンコツおじサム [2011/4/1(金) 11:15]
涙が出る位です。
長い間、おなかを露出していたので、パブちゃんが風邪引かないかと、心配していました。春になってしまいましたが、暖かいお外でパタパタと走って欲しいです。