2012年 5月 13日 (日)
2012/05/13 3MエンジンのOH修理 その1 現状 シリンダーヘッド 5/3のつづき
by ポンコツおじサム
部品品番:11111-88111 って、1ばっかり並んでます(^^; "88”が並ぶのがヤマ発関連品番。
真ん中の小さな5つ穴は、冷却水路。
深い半球型の燃焼室。
上が吸気側、下が排気側で、EX側には冷却水路が追加されてます。
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不調原因を探る&修理のために先週5/3についにエンジン降ろしをした、TOYOTA 2000GTの3Mエンジン現状です。
エンジンオーバーホールのためシリンダーヘッドを外してみました。
鋳鉄ブロック自体は、クラウン等で使用されている「M型用2L」エンジンの物を共用(一部加工)しています。
よって一番の変更は、ヤマハ発動機の協力による「DOHC化」です。
3Mエンジンのヘッドには、半球型の深い燃焼室が見て取れます。
IN&EXバルブは、もちろん2バルブですが目いっぱい大きくとって、プラグはオフセットしています。
この時代の燃焼室は丸〜く奥が深い形状のものが多いです。
よって、ピストントップは「大きく山型」になります。
後の、9R・8R・2T-G・18R-G等の一連のヤマハ製DOHCエンジンンの基本デザインがここにありますね。
ピシトン形状は、ピストンピン上からピストントップまでが非常に長くなっています(その2の画像へ)
IN&EXポートもキレイに真ん丸です。
ポート段差も修正してあり、さすがこの当時国産最強の150PSエンジンです。
それにしても、トヨタからは全くと言っていいほど修理のための補給部品は出ません!
ウインカーレンズやブレーキ等の保安部品すらも全く出ないので、当然と言えば当然か?(--;
CM宣伝でもトヨタ2000GT(MF10)やヨタハチ(UP15)を最近使っているのに、維持するための最低限の部品すら出さないのはメーカー方針とはいえちょっとつらいですねぇ(;´∩`)
外国車の部品供給の良さや修理環境と、あまりにも違う日本メーカーの対応にイチ日本人として最近情けないなあ…と思うことしきり・・・です(汗)
ま、とりあえず「シリンダーヘッドはそのまま行けそう」です(^▽^;)
その2へ・・・
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