2011年 8月 15日 (月)
2011/08/15 円盤来襲? (コスモスポーツの修理)
by ポンコツおじサム
いつ見ても未来的?なスタイルですね。
今回交換したスパイダージョイントキット。
左右のドライブシャスト。プロペラシャフトはすでに外してあります。
プロペラシャフトのクロスジョイント部分
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謎の円盤来襲!
・・・って事も無いですが、
「円盤コスモ」こと、マツダコスモスポーツ(L10B)が入庫です。
ボディカラーも銀色だし、やっぱり「宇宙船」っぽいですね(笑)
コスモは、
1967年5月から、東洋工業(現マツダ)より発売された、日本で最初のロータリーエンジン(10A)を積んだ純なスポーツカーです。当時は相当に高価なクルマです。
にしても、現代の目で見ても斬新で画期的なデザインです。
このコスモ君は、
2011年3月10日に、リヤ回りの異音発生でオウルガレージに一度入庫しましたが、
その時は右のドライブシャフトIN側のクロスジョイントのベアリング固着でした。
交換部品は一個しか手に入らなかったので、一番ひどい所を交換しました。
チェックすると、実は他のクロスジョイント部分も全て多かれ少なかれ不良状態でした。
但し、メーカーは完全欠品!
(すでに40年以上も前の補修部品ですから、日本車では無いのが当たり前です)
オーナーさんもクラブ員仲間や専門ショップなどを積極的に捜してくれていましたが、
その甲斐あって遂に入手していただきました(^^;)
(譲っていただいた方、ありがとうございます)
今回取り替えるのは、
プロペラシャフトの前後2箇所と
デフから左右に伸びるドライブシャフトの3箇所の合計5箇所です。
(右側のINはすでに交換したので)
オーナー宅におクルマをお借りしに行きました。
久しぶりに乗る、L10Bコスモです。
NAで2ローターの10Aエンジンは、トルク感は無いものの2サイクル的?な電気モーターのようです。
こんな旧いエンジンなのによく回りますね。
クロスジョイント部のスパイダーキット取替えは、
なかなかの難儀な作業でした。
どうも、一度は交換したような形跡があり、
たぶんその時の作業が結構強引?だったせいか、
ベアリングキャップ部分が抜けませんし、交換後は入っていきません。
非常に勘合がかたい・かた過ぎです。
(一部はゆる過ぎる物もありましたが)
何とか交換してテスト走行!
ついでに、オーナーの仕事場に顔を出すと、
「ちょっとおれも乗ってみるわ」とグルッと一回り。
降りて一言、
「こりゃいいなぁ・・、じゃそのまま置いて行ってくれ」と。
店まで乗せてきていただいた後は、「じゃ!」と、
そのまんま乗って行ってしまいしました。
ま、
こんなに喜んでいただければそれでうちも幸せです・・・(^◇^)
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